どこを歩いていても、 どこに座っていても、
ウィンクされる
それは、大げさなものでもシリアスなものでもなく、
さりげなく、したたかな動物的ウィンク。
まゆ毛も鼻、口もびくともせず、
表情豊かな目だけが意味深に動く。
する方はいいとして
された方の反応を教えて欲しいものだ
おじぎにはおじぎ。
握手には握手。
あいさつキスには逆キス。
ウィンクにもウィンク!?
その0.1秒のゲームに反応する
自分の顔が見てみたいものだ
顔の筋肉がみょうな動きをしているのだから。
相手によっては、右の口角だけ上がった笑顔や、
遠すぎる先を眺めるうそくさいポーカーフェイスが表れる。
いざとなった時のために(どんなとき?)
知り合ったタンゴ仲間のReneにこつを教えてもらう
60度や90度のおじぎと同様、ウィンクにも角度やニュアンスがあるそうだが
Reneから右目、左目夫々のウィンクを伝授してもらい、
全方面対策が整った
早速、通り過ぎるバスの窓側席から候補のウィンクを受け、
左目45度からの初ウィンクを茶目っ気いっぱいに飛ばしてみた。
相手がにやっと笑った!
新しい表現を覚えた子供のごとく、
わたしも、心の中がにやっと笑っている。
つづく ~アルゼンチン編~